補助蓄熱槽を用いた熱媒系の経済考察
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概要
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建物の下部に設けられる通常の開放型蓄熱槽のほかに,最上部に補助の蓄熱槽を設け,負荷側の循環回路を閉回路にする試みを行った.この建物は竣工後,現在まですでに1年8箇月余りを経過して,通年の運転実績を得ることができた.この試みが従来の開放型の方式に比して,どのような得失を持つものか,また本方式の経済性に関して,建物の高さ・深夜電力料金・契約受電容量・熱源容量・蓄熱容量・蓄熱利用率・ポンプ動力費・熱源動力費といった諸因子が,どのような関係を持つものか,年間の総負荷について経済考察を行い,併せて実績運転結果を対比,報告するものである.
- 社団法人空気調和・衛生工学会の論文
- 1978-10-25