コケによる斜面(法面)緑化の可能性
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概要
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1999年6月に自然環境に配慮した配合調整種子による斜面(法面)緑化工が行われた栃木県前日光ハイランド線において、2000年9月に植生被覆状況の調査を行なった。配合調整種子からの樹木実生の生育は貧弱であったが、ヒョウタンゴケとヒメジャゴケの植被率の高い大群落が見られた。このコケによる植生被覆は遷移の初期段階とみなされ、新しい斜面(法面)緑化工法への道を開くものであると考えられる。
- 樹木医学会の論文
- 2002-09-30