有機ラジカル電池と高出力二次電池の最新技術動向
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
有機ラジカル電池は,蓄電性プラスチック材料を用いた新しい二次電池である.ニトロキシルポリマーなど安定ラジカルを有するプラスチックの酸化還元により充放電を行う.この電池は,高出力放電が可能であり,またフレキシブルな形状を持つ.高出力放電試験では,1万回の連続パルス放電(1秒パルス)でもセル抵抗の上昇,容量減少は見られず,高い安定性を示した.特に薄形の有機ラジカル電池は,高機能ICカードなどの将来の小形電子機器の電源に適していると考えている.ほかの高出力電池としては,ハイブリッド自動車を主にターゲットとした高出力ニッケル水素電池,リチウムイオン電池などが盛んに研究されている.
- 2010-10-01
著者
関連論文
- 有機ラジカル電池と高出力二次電池の最新技術動向
- 有機ラジカル電池と高出力二次電池の最新技術動向
- 有機ラジカル電池(電池技術関連, 一般)
- 有機ラジカル電池(電池技術関連, 一般)
- ポリ(ニトロキシルフェニレン)の合成と有機ラジカル電池への応用(有機材料・一般)
- ArF化学増幅型レジスト材料の分子設計と開発
- 有機ラジカル電池と薄型電池の技術動向