職業教育と能力アイデンティティの形成 : 工業高校を事例として

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概要

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• 近年、日本では<教育から職業への移行>の困難化が生じており、こうした現状に連動して教育の「職業的レリバンス」への研究関心が高まりをみせている。だが、これらの研究では、社会化という視点から職業教育の効果について十分に検討されていないように思われる。そこで本稿では、工業高校を分析事例に、工業高校生は能力アイデンティティをいかに獲得するのか、アンケート調査から実証的に議論する。具体的には、工業高校生の能力アイデンティティと工業科目の成績との関連を検討する。

• 2010-09-30

著者

• 片山 悠樹

  名古屋商科大学

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