プラスチックに対する意識調査とその活用
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概要
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プラスチックに関する一般市民から寄せられる質問や意見は、「プラスチックを燃やすと有毒ガスが発生する」「プラスチックはリサイクルすべし」というものが多く、身近な素材として日々使っていてもネガティブなイメージが先行し、科学的な根拠に基づかない知識が普及しているのではないかと感じてきた。それもそのはずで、今年度から実施された新しい学習指導要領で初めて義務教育でプラスチックが扱われることになったのであり、それまでに教育を受けた人々の多くは、理科(科学)としてプラスチックを学習する機会がほとんどなかったのである。本研究では、プラスチックの教育普及を目指し、生涯学習として有効な新しい学習プログラムの開発を行なった。事前に小学校高学年から成人までの一般市民を対象にプラスチックの意識調査を行ない、その結果を反映し学習者の立場に立った展開とした。その上で最も重視した点は、実験と科学館の実物資料を活用し、プラスチックを科学的、総合的に捉える力をつけることである。このプログラムを243人に対して実践し、効果を確認した。
- 2010-03-03
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