【翻訳】曹洞宗宗務庁『「脳死と臓器移植問題」に対する答申書』
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概要
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本稿は、1999年に曹洞宗宗務庁によって公にされた『「脳死と臓器移植問題」に対する答申書』の独語訳である。日本の生命倫理論議において、長い間活発に議論されてきた「脳死」および「臓器移植」という問題については、1997年に「臓器の移植に関する法律」が成立し施行された後も議論が続いている。その議論の中で、仏教の諸宗派からも見解などが公表され、賛否両論に分かれながらその議論に貢献している。本稿の独語訳は、日本の脳死・臓器移植を巡る議論を完全に把握し理解するためには、こういった仏教的な立場も考慮にいれる必要があるという確信のもとに行ったものであり、ドイツ語圏における、日本の生命倫理、生命倫理における宗教の役割、キリスト教と仏教の倫理比較等といったテーマに関する諸研究に資することを目的とする。
著者
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