作業療法における芸術活動の課題
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概要
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本研究の目的は,研究事例を元に作業療法における芸術活動の特徴を導き出した上で,その捉え方と課題を検討することであった.その結果,作業療法における芸術活動の特徴として,「目的中心」と「多様性・流動性」が導き出された.さらに,作業療法は芸術に対して非専門的レベルで関わっていることと,芸術の内容よりも目的が優先されることが確認された.作業療法の芸術の捉え方は,明確な芸術観を持たず,多様な芸術観に対して開かれていないと考えられた.課題としては,芸術に対する考察を行い多様な芸術の在り方を受け入れること,そのための具体的方策を実施すること,作業療法における芸術理論を確立していくこと等が考えられた.
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