中小企業と経営教育(第4報告,統一論題,日本の中小企業の発展と課題)
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概要
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立正大学経営学部では、約25年以上に渡り、東京中小企業家同友会との産学交流活動を進めており、その一環として平成7年から、東京中小企業家同友会所属会員企業の経営者による「経営総合特論(エグゼクティヴ講座)」をオブニバス形式で実施してきた。さらに、立正大学産業経営研究所のプロジェクト研究として「中小企業経営者の理念と行動」というテーマで中小企業に対する実態調査を実施してきた。本報告では、これまでの中小企業に対する実態調査の成果を概括すると共に、東京中小企業家同友会所属会員企業の経営者による「経営総合特論(エグゼクティヴ講座)」が、受講学生にどのような影響・教育効果を上げたかを報告する。中小企業経営に関する研究については、研究の問題意識と、インタビュー調査の研究上の意義を吟味したうえで、その結果を概括的に述べると共に、インタビュー内容をカテゴリーに類型化してその内容を論じる。成功している中小企業経営者に見られる実態と共通点を明らかにする。さらに、中小企業経営者の「生の声」による講義形式が、受講生にとってどのような影響をもたらすかについて実施したアンケート調査の結果を概括する。成功事例に基づく講義内容は一定の学習効果があったと認識された。
- 2010-06-25
著者
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