医療生活協同組合組織化の史的考察 : 伊勢湾台風被災地の名古屋市南区南部の事例から
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概要
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本稿は,伊勢湾台風被災地における南医療生活協同組合の設立経過を1次資料でたどり,被災住民と救援者の信頼関係を確認し,セツルメント活動の流れに位置づけられることを示した.南医療生活協同組合の活動は,先駆性・開拓性・人権性を示す活動である.設立賛成者の約9割が南区に居住する人々であり,設立趣意は平等によい医療が安く受けられることにある.これを支えた力は,医療従事者や支援者がセツルメント活動の経験をもっていたこと,地域で人々が自発的に地域課題の解決のために立ち上がり,支援者と共同・協同したことである.これにより,住民主体の被災者復旧・復興活動が進められた.
- 2010-02-28
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