ストレングスの視点を基盤にしたケースマネジメントの有効性に関する一考察 : 軽度知的障害者の地域生活支援実践を通して
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究の目的は,(1)ストレングスの視点を基盤にしたケースマネジメントがクライエントーソーシャルワーカー間の良好な関係形成に有効であること,そして(2)その関係性が,クライエントのエンパワメントを導き主体的行動を促進していくことを軽度知的障害者の地域生活支援実践を通して明示していくことにある.そこで本研究では,Rappら(2006)のストレングス・モデルを活用してケースマネジメントを展開し,Evidence-Based Practiceの観点からシングル・システム・デザインを用いてその有効性を示していく.その結果,プロセス評価では,Aさんに主体的な行動変容がみられるようになり,それにより各支援機関のAさんに対する評価が向上した.また,アウトカム評価では,訪問面接の受入回数および割合の増加や計画的に借財の全額返済を成し遂げることができた.
- 2009-05-31
著者
関連論文
- ストレングスの視点を基盤にしたケースマネジメントの有効性に関する一考察 : 軽度知的障害者の地域生活支援実践を通して
- 学校ソーシャルワーク実践におけるアセスメント技法に関する一考察--パワー交互作用モデルを基盤にした状況分析