Eulamprotes atrellaとPaltodora cytisellaの日本からの初記録(鱗翅目,キバガ科)
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概要
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筆者はEulamprotes atrella ([Denis & Schiffermuller])キモンアカガネキバガ(新称)とPaltodora cytisella (Curtis)マエチャキバガ(新称)の日本産標本を検討する機会を得たのでここに報告する.これらの種はそれぞれ所属する属も日本初記録なので成虫の写真および交尾器を図示した.キモンアカガネキバガは,ヨーロッパ,バルカン半島,ロシア西部,近東,沿海州に分布し,ヨーロッパでの寄主植物はオトギリソウ属である.マエチャキバガはヨーロッパ,地中海沿岸,北西アフリカ,ロシア西部,インド,東南アジアに分布し,ヨーロッパでは幼虫はワラビの茎に虫こぶを作ると報告されている.
- 1993-06-30