コンゴウシジミの生活史
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概要
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筆者は1962年10月21日,韓国京畿道抱川郡にある中央林業試験場光陵支場の苗圃附近でチョウセンアカシジミの採卵を目的にトネリコの幹を調査中,それとは別種と思われるゼフィルス1種の卵を発見した.これを屋外で越冬させた後,1963年トネリコの若葉で飼育羽化させたところ,コンゴウシジミUssuriana michaelis OBERTHURであることが判明した.その後は再び本種の採卵に恵まれないが,いまだに本種の生活史は明らかにされていないので,その飼育経過および観察したことを甚だ不完全ではあるが参考の為に発表する次第である.なお,本文の発表に先だち色々御教示下さった安松京三教授および白水 隆教授に厚く御礼申し上げる.
- 日本鱗翅学会の論文
- 1970-04-30