スコープ定義のためのネゴシエーション事例(<特集>プロジェクトの計画と評価)
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概要
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ソフトウェア開発プロジェクトにおいては,スコープの不明確さに起因するトラブルが絶えない.特にソフトウェア開発の経験が少ない顧客と契約する場合に,契約書の記載内容が浅くなりがちである.スコープ記述書でも顧客側の思いを明確に記述できず,後々,記述の理解が違っていたなどのトラブルを発生させる.このようなトラブルを軽減させるには,顧客側の体制把握,技術レベルの把握,キーマンの特定,相手のレベルに合わせた資料の記述や説明,顧客側の不安を取り除くための施策,などのネゴシエーションのもとでスコープ定義を行い,プロジェクトを推進させることが有効である.
- 2010-06-15