N-13 グラフ電卓を用いて現象を視覚的に捉えさせる『モデル化とシミュレーション』授業教材の開発に関する研究(語学教育-情報リテラシィ,N.教育・人文科学)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本稿は,高等学校における情報教育のための『モデル化とシミュレーション』授業教材の評価結果について述べている。著者は,現象を視覚的に捉えて数式的なモデルとして扱うことで,問題を構成している要因とその関係を明確にし記述する能力を育成する授業教材の開発を行った。本研究では,漠然とした現象を目に見える形で問題をモデル化する手法として,グラフ電卓の活用に着目して授業教材を開発し,評価した。静岡県立浜松工業高等学校1年生27人を対象に開発した授業教材を用いて授業実践を試み,学習効果と学習者の取り組み状況・満足度に関するアンケート分析を実施した。その結果,科学的な理解が育成されたと同時に,学習者の興味・関心,自主性・主体性が高まりコミュニケーション活動が促進された。
- FIT(電子情報通信学会・情報処理学会)推進委員会の論文
- 2002-09-13