女性のスピリチュアル・クエスト : 天台宗女性僧侶の求道を通して
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概要
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文学作品の中に見られる女性の生き方は、平凡な結婚かあるいは***ティックプロットに限られ、「探求プロット」を生きたいと思う女性は、因習的なストーリーからエキセントリックなものへ変えていかねばならなかった。これは宗教の中でスピリチュアルな「探求プロット」を生きようとする女性においても言えることであろう。例外的な女性を除くと「女性であること」を切り捨てなければならなかったのは、「探求プロット」モデルが男性だったからである。現代の女性がスピリチュアルな探求を行う方法は一様ではない。しかし多くの場合、既婚女性の探求には「家庭か宗教か」の二者択一が求められる。本稿では、このような二者択一を拒否して「いのちの置き場」を仏教のなかに見いだした一人の女性のスピリチュアル・クエスト(求道)をさぐり、ジェンダーと「宗教を越えた出会い」がどのように関わっているかを考察する。
- 「宗教と社会」学会の論文
- 2005-06-11
著者
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