可視光反応型酸化チタンによる歯牙エナメルモデルの漂白
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概要
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バンドギャップエネルギー3.2eVの酸化チタン(アナターゼ)は約420nm以下の短波長側にしか吸収域がないため,外壁塗装や内装された空気清浄機等の紫外光励起型光触媒として応用されるが,生体への応用は難しい.バンドギャップエネルギー2.2eVである可視光反応型酸化チタン(チタニアα)を生体応用,特に歯牙漂白への応用を想定し初期検討した結果,チタニアαは青色EL照射によりスーパーオキサイドを含むラジカルを発生し,また,ミノサイクリン着色歯牙モデルを漂白(ΔE:+7.2)できることがわかった.チタニアαによる歯牙漂白は,漂白効果と安全性のバランスを保つ,新たな材料となる可能性を持っていることを示唆する.
- 2010-01-25
著者
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