長崎原爆投下時における看護師の救護活動についての聞き取り調査
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概要
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原爆投下時において,自らも被爆しながら救護活動を行った看護師へのオーラルヒストリー法によるデータの収集を行った.口述内容からは,看護師としての使命感を持ち原爆投下直後から被爆者に対して看護活動を実施していた.その背景からは,原爆投下当時の惨状の中でも,すぐに救援活動を行えたのは戦前に行われた看護教育も大きく寄与しているのではないかと考える.看護師の役割や受ける教育が時代の変遷とともに変化しても,看護の対象者をいかなる時でも安全・安楽に,ニーズを充足し,心地良くしたいと願う看護の心は変わらないことがわかった.
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