高校生の福祉意識
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概要
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本研究は、高校生を対象に、高齢者・障害者に対する意識や、援助志向、共生感を把握するとともに男女差の影響も併せて捉えることで、福祉意識に関する実情を把握するためのアンケート調査を実施し分析を試みた。北海道市内のA市、B市、C町の高等学校3校(計814名)の生徒を対象にし、アンケート調査を実施した。高校生へのアンケート調査結果から、女子生徒の方が高齢者・障害者と関わった経験が多く、高齢者・障害者に対して関心や援助意欲が高く肯定的に捉えている。将来の親との同居については、親の介護をしなければならない状況になった場合、自分の生活状況に応じて対応していこうという考えを持つ傾向がみられた。また、ボランティア活動への参加意欲に積極的な回答が約5割を占め、ボランティア活動参加のきっかけや情報などの福祉に関する知識を得る機会を、学校等での学習の機会に求めていることが示された。
- 藤女子大学の論文