中国中部からのOurapteryx属の新種の記載
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概要
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本文で記載したO.puncticulosaという小型の新種は,一般に知られている大部分の同属種とちがって,雄触角が櫛歯状(シロツバメエダシャクなどごく少数に知られている),後翅外縁が丸く,尾状突起がない(この点ではボルネオのO.incaudata Warrenに似ているし,台湾から記載されたO.flavovirens InoueやO.variolaria Inoueでは突起がごく弱い),前翅に2本,後翅に1本の横線が完全に欠除し,裏面に灰色点を散布するなど,この属としてはかなり異質的で,むしろ原始的な形態や斑紋をもつ種と考えられる.
- 日本鱗翅学会の論文
- 1995-12-10
著者
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