建設業におけるコンピュータ管理会計システム : 個別工事情報システムを中心に
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
当社の管理会計面でのコンピュータ活用は,年間二千余の工事の稼動するなかで(1)膨大な個別工事の着工時の予算検討及び施工段階における設計変更(原価改善を目的としたVE提案等)に対応した予算変更シュミレーションによる最適原価の設定(2)個別工事原価に設計部門費用は設計料として,又工事収入・支出金管理の実績・予想をもとに計算した資金利息を管理経費として算入することにより個別工事を実質損益で適正に評価すること(3)原価予算実績計算を迅速に実施することを目的としている.又情報の高度化が要求される現在,人・物・金・情報等に関する諸データを一元的に共有し,企業経営に有用な情報データをリアルタイムに提供することを狙いとし,その実現のために従来の処理型システムからデータ活用型システムへ移行することを目指して戦略的会計情報システムの再構築を推進中である.
- 日本管理会計学会の論文
- 1992-12-25