「コガネセンガン」・「シロユタカ」における気象と収量・でん粉歩留の関係
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概要
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鹿児島県における「コガネセンガン」及び「シロユタカ」の収量・でん粉歩留と気象要因の相関関係を検討し,以下の結果を得た.1 供試対象期間は異なるが,収量の年次変動は「コガネセンガン」が「シロユタカ」よりも大きかった.2 気象は2003年頃から生育期後半の最低気温が上昇しており,温暖化の傾向がうかがえた.3 収量は,「コガネセンガン」においては,植付後0〜30日間の最高気温および平均気温と正の相関が認められ,植付後91〜120日間降水量および積算降水量とは負の相関があった.「シロユタカ」では,気象要因との相関は認められながった.4でん粉歩留は,「コガネセンガン」においては,植付後121〜150日間の最低気温,平均気温及び植付後151〜180日間の最高気温,最低気温および平均気温と負の相関があった.「シロユタカ」のでん粉歩留は,植付後151〜180日間の最高気温,最低気温および平均気温と負の相関があった.
- 2010-05-28