小児がんを体験した子どもが語る『自分の病名を知りたい』と思うとき
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概要
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本研究の目的は、小児がんを体験した子どもが、自分自身の病名を知りたいと思った時、何を考えどのようなことを望んでいたのかを明らかにすることであった。参加者は、小児がん初発で病名を伝えられすでに退院している10歳〜15歳の男女5名で、半構成的面接をおこなった。その結果、子どもたちは、病名は自分のことだから知りたいと思っているが、『治る』という言葉がセットではなくてはならないと考えていた。また、病名は知りたいと思った時の子どものタイミングを大切にして欲しいが、まず、知りたいかどうかを子ども自身に確認して欲しいと考えていた。そして、病名を伝えてくれる時は、子どもが望む環境とサポートがあり、病名を知ることだけが重要なことではなく、入院期間や治療方法など治るための方法も同じように重要と捉え知りたいと考えていた。子どもの意思を尊重したタイミングの見極めやサポートの必要性が示唆された。
- 2010-03-20
著者
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