頑健な秘匿性をもつ代理データセットの構成(セッション2B)
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概要
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個々のデータを開示せず、統計解析を実行する方法をすでに報告している。各個人各企業などの個々のデータが秘匿された状態で、統計解析を実行する方法である。真データセットの代わりに代理データセットで行う方法を提案してきた。既存の統計ソフトをそのまま用いることができるためである。(1)残された困難にロジスティック回帰分析があった。これを解決したことを報告する。したがって、この構成法は一段階完成したと考える。(2)また代理データセットで真のデータセットと同じ棒グラフを作成するのは、実際には容易でないことを指摘し、解決したこともすでに報告している。この際用いられる方法を利用して、高度なセキュリティをもつ代理データセットが構成できることを報告する。今までの方法では代理データセット作成のパラメータの量が膨大ではなかったが、今回の方法はパラメータの量が膨大で、精度が高く高速の計算可能なら各データとの関係はいわばバラバラにされ、秘匿性は従来提案してきたものと比較できない程の高いレベルをもつ。
著者
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