順式持続納(吸)気延長法による肥満解消と多彩な呼吸調節作用63例(教育講演,第29回生命情報科学シンポジウム)
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概要
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ミトコンドリア脂肪酸分解経路における細胞呼吸調節機構とヒト腹式呼吸法との接点に着目し、提案していた「脂肪酸分解経路に沿ったミトコンドリア細胞呼吸ダイエット法」以下略して「順式持続納(吸)気延長法」を63例に応用した結果、横隔膜などの吸気筋持続活動強化による求心路「吸気筋交感神経β系-視床下部」活性と思われる肥満解消と多彩な生理作用効果を得られたことを報告した。対象の63例は肥満、更年期障害、不妊症、ウツ病、膠原病などの症状を呈していた。順式持続納気延長法を応用した結果、横隔膜などの吸気筋交感神経β系-視床下部-褐色脂肪細胞ミトコンドリアの持続的な熱産生亢進と、交感神経を介しての強力な発汗による持続的た熱発散亢進と、白色脂肪細胞のβ酸酸化活性と思われる肥満解消効果。ATP合成増幅による疲労解消。レプチンやカルシトニンによる摂食抑制。レプチン利尿効果。cAMP濃度上昇と諸ホルモンの合成増幅による不妊、更年期障害の改善。うつ病の解消。骨粗鬆症の解消。ミトコンドリアアポトーシス機能改善と思われる膠原病の好転。グルコース取り込み促進などの効果を得られた。その上、「納気-視床下部-交感神経β系-脂肪分解-熱産生-熱発散」という脂質代謝における順式納気の呼吸調節生理基盤も明らかになった。
- 2010-03-01
著者
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