リメディアル・ティーチングの試み (1) -初年次生の基礎学力の養成-
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概要
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筆者らが所属する「心理こども学科」では、学生が教育実習に臨むにあたり、実習記録や指導計画を書く際に必要な読解力、文章表現力、論理的思考力が重要であり、本研究ではそれぞれを養成することを狙いとした。実施に先立ち、学生の基礎学力の実態調査を行った。その内容として、読解力、聞きとり能力、数の基礎学力をとりあげた。リメディアル教材として、今回結果の分析にまで至ったものは、「数と言葉の論理的能力」と「読解力」であった。前者は数的分野として割合の基礎、言語分野として国文法の基礎をとりあげ、後者は子どもの保育・教育、生活等に関する文章を読ませ要約させる課題を与えた。前者については6回にわたる学習の成果は、「割合」にのみ見られ、後者については3回にわたる学習の成果は、2回目と3回目にある程度の進歩が見られた。
- 神戸海星女子学院大学の論文
神戸海星女子学院大学 | 論文
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