訪問リハビリテーション導入を左右する要因に関する検討 : 介護支援専門員のアンケート調査を通して(平成20年度研究助成報告書)
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概要
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本研究では,訪問リハビリテーション(訪問リハ)の利用回数が他の介護保険サービスに比べて低い要因を,介護支援専門員(ケアマネ)からの視点から探ることで,訪問リハの利用回数の向上をはかれるかどうか検討することを目的とした。対象は東京都内のケアマネとし,無作為に選定した200事業所(無作為群)と当院の訪問リハを利用している66事業所(訪リハ利用群)へ,アンケート用紙を配布し併せて85枚回収した。アンケートの結果,回答者は福祉系の職種が半数以上を占め,無作為群と訪リハ利用群では,訪問リハ事業所数の把握について差があった。ケアマネから期待されているリハビリテーションは「関節可動域訓練」「筋力強化」「歩行」が上位に並び,機能回復訓練に重点をおいている傾向にあった。これらから,ケアマネが訪問リハを導入するにあたっては,事業所や従事者数の不足とともに,導入に際してはリハビリテーションの内容についてケアマネの裁量に依存する傾向があるといえた。
- 2010-04-20
著者
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稲田 健吾
明大前アットホーム整形リハビリクリニック
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土屋 隆史
アットホーム整形リハビリクリニック
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安藤 聡美
アットホーム整形リハビリクリニック
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高野 香代
アットホーム整形リハビリクリニック
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菅家 美穂子
アットホーム整形リハビリクリニック
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須田 恵
アットホーム整形リハビリクリニック
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腰塚 裕
アットホーム整形リハビリクリニック
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