1306 大規模プロジェクトの継続的な対応による改善について(一般セッション)
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概要
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プロジェクトの成功を阻害する要因としては,低い見積精度・顧客とのコミュニケーション不足・不十分な体制・開発基準の未整備等が挙げられるが,大規模プロジェクトで継続性がある場合は,案件を繰り返し対応し前回の問題点・改善点を次回にフィードバックすることで,上記阻害要因を解決あるいは軽減していくことができる.1984年から継続して開発を担当している大規模プロジェクトでは,(1)見積・設計・製造・テストの機械化および作業の標準化による生産性・信頼性向上 (2)プロジェクト内での業務・技術および管理教育による計画的な要員育成等を推進している.開発案件立上げおよび終了時のレビューを実施し,問題点の洗い出し,対策の具体化,更なる設計・検証支援ツールの提案等を繰り返し積み重ねることが,要員およびプロジェクトそのものの成長・成熟に繋がっている.
- プロジェクトマネジメント学会の論文
- 2005-09-27