1107 ソフトウエア供給者サイドにおけるEVM適用の取り組みについて(一般セッション)
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概要
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近年,システム開発における専門化や技術の高度化が加速し,スケジュール遅れやコスト超過に対するリスクが高まっている.プロジェクトのスケジュール遅れやコスト超過を正確かつ迅速に把握する手段としてEVMが注目を浴びるようになった.EWは基本的に発注者側の管理として定義されたものであるが,本研究では供給者側の立場でEWをプロジェクト管理に役立てる方法を考察する.供給者側の立場でEVM利用のメリット(完成時期やコストの予測など)を引き出すためには,EWの指標として作業工数を採用することが有効であることを検証する.また,システム開発の特徴である工程が進捗するにつれて詳細が明確になる点に着目し,BACに最新の情報をフィードバックすればより現実に近い作業工数のベースラインと予測(BACやETC)が得られることを実際のプロジェクトに適用した事例を基に検証する.
- プロジェクトマネジメント学会の論文
- 2005-09-27