1503 PM育成における現状の課題と今後の施策(一般セッション)
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概要
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IT需要の高まる中,オープン系システムのプロジェクト数が増加し,それに伴い必要となるプロジェクトマネージャ数も増えて来ている.また,プロジェクトを取り巻く環境は,ユーザの要求の多様化,短期間・低コストでの開発,システムの複雑化など年々厳しいものになって来ている.その一方,現場である比較的小規模なプロジェクトでは,開発期間が短く,PMを育成する間もないほど次々にプロジェクトを創生してはこなすという状況にあり,プロジェクトの現場環境に依存したPM育成が難しくなってきている.こういったプロジェクトマネージャ育成の課題を解決し,SI事業の一層の発展を実現するため,NTTデータでは平成15年度よりPM社内資格認定制度を導入し,プロジェクトマネージャの育成に取り組んでいる.現在は,プロジェクトマネージャの必要数はある程度確保出来できたが,プロジェクトの規模別に見ると,各プロジェクト規模の違いによる必要スキルを考慮したプロジェクトマネージャのスキル向上が必要であると言える.今後は,プロジェクトマネージャの質的な面での充実が課題である.NTTデータ SIコンビテンシー本部PMOでは,平成18年度以降に向けてプロジェクトマネージャの質的な面での向上に焦点を当てた施策を計画している.本稿ではこれをPMOの一事例として紹介する.
- プロジェクトマネジメント学会の論文
- 2006-03-16
著者
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