1303 リスクを考慮した品質マネジメントの取組み(一般セッション)
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概要
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ソフトウエア開発の品質マネジメントにおける品質の評価方法は,指標値に対する試験項目率やバグ摘出率の比較から品質を推測する方法が一般的である.しかし,こうした評価方法で基準を満足していても必ずしも品質が良いと判断できないプロジェクトは多い.しかもこの品質の問題は次の工程になって初めて明らかとなるため工程遅延を引き起こし問題プロジェクトとなる場合が多い.本論文では,指標値評価に加えて,品質を出来栄え(成果物)の視点から捕らえて評価する方法を提案する.この方法は,開発工程にクリティカルポイントとして品質の出来栄えを評価するポイントを設け,各ポイントでの品質検証をしながら着実に開発を進めていく方法であり,かつ,後工程の品質リスク発生を防ぐ方法である.
- プロジェクトマネジメント学会の論文
- 2004-03-16