(5)走行風を利用した冷却方式を用いた新幹線用主変換装置(ブロアレスCI)の開発(技術,日本機械学会賞〔2009年度(平成21年度)審査経過報告〕)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
主変換装置とは,架線からの交流電力を直流に変換する装置(コンバータ)と,直流から主電動機を駆動させるための三相交流に変換する装置(インバータ)を一体とした,車両の力行,回生を制御する電力変換装置である.新幹線用主変換装置は,機器容量が大きく半導体素子のスイッチング時の発熱を効率良く冷却する必要があり,一方,機器質量や床下艤装スペース等の制約も大きいことから,主変換装置の冷却方式としては,装置に電動送風機を搭載し,冷却フィンを直接冷却する強制風冷方式が,装置の小型・軽量化及び信頼性確保に最も有効な手段であった.主変換装置の軽量化,さらなる信頼性向上を目指して,東海旅客鉄道株式会社(以下,JR東海)が主導・中心となり,主変換装置製作メーカー4社と共同で,走行風を利用した冷却方式を用いた新幹線用主変換装置(以下,ブロアレスCI)の研究・開発を進め,平成19年7月から営業開始したN700系の量産車にブロアレスCIを採用し,実用化を果たした.
- 2010-05-05
著者
関連論文
- (5)走行風を利用した冷却方式を用いた新幹線用主変換装置(ブロアレスCI)の開発(技術,日本機械学会賞〔2009年度(平成21年度)審査経過報告〕)
- 新幹線用走行風冷却主変換装置の開発と実用化
- 走行風冷却主変換装置のN700系新幹線電車への適用
- 走行風を利用した冷却方式を用いた新幹線用主変換装置 (ブロアレスCI) の開発
- 新幹線用走行風冷却主変換装置の開発と実用化