医療観察法入院となった統合失調症患者の一例
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概要
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対象者は幻覚妄想状態に陥り家族に対して傷害事件を起こした20代の男性である.鑑定中や特定病床における入院治療中は心を開かず,猜疑心が強い状態であり,ほとんど無言もしくは素っ気無く答えるのみであったが,医療観察法病棟での「人間の尊厳」を重んじる関わりの中で徐々に猜疑心が薄れ,遂には治療者の前で涙を流し贖罪するといった劇的な変化を起こした.医療観察法の重要性を実感した一例であった.
- 2010-03-25
著者
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