ノルディックハムストリングスエクササイズにおける下肢筋の筋電図学的分析
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
下肢傷害予防プログラムの一つであるノルディックハムストリングスエクササイズ(以下、NH)は、ハムストリングスの伸張性筋力トレーニングであり、特別な設備を必要としない有用なトレーニング方法である. 本研究の目的は、NHにおける膝関節の角度変化と、足関節角度条件(背屈位と底屈位)による筋活動への影響を明確にし、トレーニング方法の一助とすることである. 対象は健常成人8名とした. 測定筋は右側の大腿直筋、半腱様筋、大腿二頭筋長頭、腓腹筋内側頭、腓腹筋外側頭、ヒラメ筋、前脛骨筋の7筋とした. 半腱様筋と大腿二頭筋長頭、およびヒラメ筋は、70〜60°で、腓腹筋内側頭と腓腹筋外側頭、および前脛骨筋は、60〜50°で最も筋活動量が高かった. 足関節条件においては、半腱様筋とヒラメ筋は、背屈位よりも底屈位で筋活動量が高く、反対に、前脛骨筋は底屈位よりも背屈位で筋活動量が高かった.
著者
関連論文
- ノルディックハムストリングスエクササイズにおける下肢筋の筋電図学的分析
- 1289ノルディックハムストリングスエクササイズにおける下肢筋の筋活動(理学療法基礎系,一般演題(ポスター発表演題),第43回日本理学療法学術大会)