被服生理学から見た補装具の温熱的快適性
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概要
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私たちは人生のほとんどの時を着衣状態で過ごす. 補装具使用者は、衣服に加えて補装具を着用する. 被服の吸湿性・吸水性は、着心地や体温調節反応に影響を与えるだけでなく、運動遂行能力にまで影響を与える. 人体機能補助増進衣として、補装具の温熱的快適性は改良できる可能性がある. 補装具は身体に密着されて装着されること、装着時間が長いこと、また、体温調節能力にも障がいがある人が装着する場合があることから、補装具素材は補装具使用者の体温調節反応、衣服気候、衣生活全般に広く影響を与える. また、補装具デザインは衣服アンサンブル全体の外見の良さに影響し、装着時の精神的影響も大きく、リハビリへの意欲にも影響する.
- 四條畷学園大学の論文