上中啓三 : アドレナリン実験ノート
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概要
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高峯譲吉-上中啓三によるアドレナリン結晶化の業績が、今夏、国際的にも認められる出発点になる。 2001年6月20日-23日「アメリカ内分泌学会」(デンバーにて)期間中に〈アドレナリン発見100年記念シンポジウム〉が開催される。この機会に、上中啓三の「アドレナリン実験ノート」の英訳を本学論叢に掲載し、この学会で公開され、評価されることを期待している。 かつて、1997年、第9回国際クロム親和細胞生物学シンポジウムが北海道大学で開催されたとき、ここに収録した上中自筆の実験ノートが展示された。 さらに2000年6月24日、アドレナリン発見100年記念シンポジウムが金沢市で開催され、筆者もこの上中の実験ノートについて報告した。 なお、太平洋のかけ橋となろうとした高峯譲吉のもう一つの夢は、実現にむけかつての別邸「松楓殿」が国際交流の場として、米国法人日本文化財団などにより、復元をすすめている。ここに上中ノートも紹介される機会となることを期待している。
- 聖学院大学の論文
- 2001-10-15