小児固形腫瘍におけるがん幹細胞と幹細胞性の制御機構
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概要
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近年,がん組織中に正常の組織幹細胞に類似した細胞"がん幹細胞"が存在し,がん組織はこのがん幹細胞が増殖・分化して構成され,がん幹細胞自体も自己複製によってがん組織の中で保たれている,という概念が提唱されている.この"がん幹細胞"はがん形成能が高く,薬剤耐性能が高いことから,がんの難冶化,再発の原因となるきわめて重要な意義を持つがん細胞と考えられている.従って,"がん幹細胞"に対する特異的な治療法の開発が難治がん治療のために有効ではないかと期待され,がん幹細胞特異的マーカー蛋白の同定,がん幹細胞幹細胞性制御分子の機能解析などの特異的療法開発に向けた基盤研究が行われている.
- 2010-02-25
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