下肢浮腫のある患児に対するマッサージケア
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
下肢リンパ浮腫のある患児に対し、独自にアレンジしたマッサージを実施した。そこで事例に対するケアの実際とその効果と、マッサージに対する家族(母親)の思いを明らかにすることを目的に本研究を取り組んだ。ケアの実際及びその効果に対する結果は、下腿部においてはリンパ浮腫分類においてもGrade 1へと改善し、大腿部に比べ有意に効果が示され、家族(母親)の思いに関しては、【左下肢へのリンパ浮腫への思い】【現状維持できている事への喜び】【マッサージの時間が楽しみ】【沢山の時間関わって欲しいと願う】の4つのカテゴリーが抽出された。ケアによる効果のみではなく、ケアを通した関わりから安心や癒しを提供する事ができる看護援助の重要性が示唆された。
- 2009-11-20