実技系科目のシラバスに関する研究 : 楽譜を読む能力の開発
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概要
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今、盛んにシラバスの充実が叫ばれているが、授業形態から実技系のシラバスは、多くの学生を対象とした授業計画とは自ずと違うものである。実技系科目のシラバスのあり方を考えると、学生の進捗度は問わずに学期の間に身につけるべき点を明らかにし、次に理解度や習得度の確認を行っていくことを授業計画に示すことが望ましい。しかし、技術の問題や読譜力・表現力の問題いずれをとっても、数回の授業の中で完結するものではなく、全ては同時進行かつ連続性のあるべきものであり、従って、その到達度設定もきわめて不明瞭である。本論は、この様な問題点を考慮し、より良い授業計画をたて、それを実践していくためにピアノ実技教員4名が集まり、議論し、読譜能力開発に重点を置いた来年度22年入学生に示す新たなシラバスを策定した。
- 2010-02-15
著者
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伊達 華子
山形大学地域教育文化学部文化創造学科
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植木 由利子
山形大学地域教育文化学部文化創造学科非常勤
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中畑 淳
山形大学地域教育文化学部文化創造学科非常勤
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古賀 望子
山形大学地域教育文化学部文化創造学科非常勤
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