「越境する教師」への教師の専門性再構築に向けての一考察 : メディア・リテラシー論と高等教育の射程から
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概要
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はじめに 本研究では,現代的諸課題に対応する「越境する教師」という新たな教師の専門性とその教師支援のあり方の可能性を検討する。複合的な現代的課題にアプローチする方法の一つとして,メディア・リテラシーを補助線に考察する。グローバル化,知識の社会化が叫ばれて久しい現代社会において,教師のみでは,対応が困難と思しき新たな問題群が噴出しつつある。団塊の世代の大量退職で,教師を支えてきた教師文化の土壌に地殻変動の兆しが既に現れている。新たな教師の専門性,素養の再定義と,それを支える新たな支援のあり方が求められている。本論考は従来の反省的実践家,適応的熟達者としての教師像や,同僚性に基づく授業の検討による専門性発達モデルを踏まえ,補完し,オルタナティヴとなる「越境する教師」と高等教育機関の関係性と可能性を射程に収めた試論である。
- 2009-03-31
著者
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