広告レイアウト作業の記述方法と創造性診断へ向けた試験的適用
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概要
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本研究は,高度な認知・精神作業であるとともに,審美的な観点も重要となるような印刷広告制作作業に対して,IE的なアプローチの有効性を示すことを意図し実施している.本論文では,このような印刷広告制作作業のうち,特に広告レイアウト作業に着目している.IEの基本となるタスク分析をここで実施するために,観察されるアクションならびにプロトコルデータを用いることで適切に記録するためのタスク記述方法を提案している.さらにこの記述に基づき,作業遂行にあたってのデザイナの創造性診断に向けた基本的な考え方ならびに実施手順についても提案する.一連の方法を熟練したデザイナを用いた印刷広告制作実験により得られたデータに対して,ここで提案する方法を試験的に適用した.この適用から,デザイナの作業における進行・停滞状況の把握が可能であること,および定量的な評価が可能となることを示した.
- 社団法人日本経営工学会の論文
- 2007-10-15
著者
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