明治以降の看護の啓蒙教育 : 「家庭看護書」の変遷を通して
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概要
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明治以降、「家政書」は家庭を守る女性の教養として女子教育の中に取り入れられてきた。また、「看護書」も看護専門職の教育書として使用されてきた。「家庭看護書」はその中間的な位置に存在する。本研究は明治以降からの「家庭看護書」内容の変遷を研究することにより、生活の中での看護の知識の生かし方、つまり看護の啓蒙教育の概況を考察することを目的とした。分析の結果、職業としての看護専門性の発展は家庭の看護にも影響を与えており、「家庭看護書」は家庭で行なう看護の実践書・啓蒙書としての役割を担っていったことが考えられる。
- 新潟青陵大学・新潟青陵大学短期大学部の論文
- 2007-03-10
著者
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