ELTにおける人間中心主義(ヒューマニズム)の適切な役割とは
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概要
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教育における人間中心主義(ヒューマニズム)の重要な特性としては、感情移入、双方向性、個別の学習が挙げられ、これらが学習者の自主性につながる。この論文は、ELTジャーナルにおいて、ジェーン・アーノルドとニック・ギャッドの間で交わされた英語教育における人間中心主義の役割に関する議論の要点を振り返る。その後に続く解釈部分では、人間中心主義の教え方は学習にとって肯定的な影響を持ち得ることを論じる。その上、人間中心主義の教材は、文化間の相違と個人事情が尊重され、主観的な表現の限界が認識されている状況において効果を発揮することを筆者は論じる。人間中心主義に基づいたアクティビティは学習者のやる気を高めることに加えて、自己表現能力を育む。言語能力に必要な技能の枠組みにおいて、自己表現能力は、重要な要素の1つとして位置づけられる。