師範学校の専門学校程度昇格に伴う教員人事に関する一考察(1)
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概要
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本稿は、1943(昭和18)年に、中等レベルの学校であった師範学校が、官立の専門学校程度に昇格したときの教員人事に関する研究である。道府県立師範学校が官立師範学校へと昇格した課程で、中等レベルであった師範学校教諭は、高等教育程度への昇格とともにさまざまな職階に任命されていった。ある師範学校教諭は教授に、ある教諭は助教授に、ある教諭は予科の教諭に任命されていった。しかし、その人事が何を基準にそれらの職階に任命していったのかは、管見のところ、まだ究明されていない。本稿では、その中でも道府県立師範学校長の専門学校程度昇格後の職階に焦点を当てて考察したい。 国立公文書館で発見した第一次資料を駆使し、専門学校程度昇格課程での教員人事における職階決定時の基準を、校長人事の事例に限定して明らかにしようとするものである。
著者
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