協働を意識した表現活動-参加型音楽活動がもたらすもの-
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概要
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本研究は、子どもが他者とコミュニケーションを取りながら、様々な問題を解決していく実践(参加型音楽活動)を通して、子どもが主体的に、協働して創造的な表現を楽しむための方法を探るものである。表現活動は、それぞれの幼稚園の指導計画に基づき様々な形で行われているが、その場限りの活動で終わってしまったり、行事の一環として作品を仕上げることに力を費やし、園児の主体的な表現を生かしきれていない場合も多い。 表現活動の体験が園児一人ひとりの心を動かし、他の活動にも結びつき、園児が主体となった継続的な試みとして発展するためには、どのような点に考慮することが必要なのか。また、表現活動の中で協働の体験を積み、互いを認めていくような活動につなげるためには、どのような点に配慮したらよいのか。本稿では、以上二点について、大阪府 S市の公立幼稚園で行った参加型音楽活動の実践事例を紹介し、考えてみたい。
著者
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