大学の外国語学部における必修科目再履修者の現状と取り組み
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概要
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本学外国語学部における必修科目再履修者の現状を論考する。筆者は本年度(2009-2010)、1 年次必修科目である「英語2」(全員再履修生)を担当している。したがってこのクラスは受講生全員が 2 年生〜 4 年生であり、通常の1年生だけで編成されている「英語2」のクラスとは大きく性格が異なっている。すなわち、初期段階より学習者の習熟度・学習意欲・学習傾向および学習嗜好・授業態度・参加意欲等の点でさまざまな学生たちが 1 つの教室に会する状況が生まれていると言える。 本稿では授業担当者が直接的な学習指導のみならず、クラスを取り巻くさまざまな問題点を報告し、その実態の検証と改善策を学生からのアンケート・データをもとに考察していく。