キャリア教育における参加型授業の有効性に関する検討 : テキストマイニングによる効果分析
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
企業を取り巻く環境が厳しさを増す中で、企業の学生を見る目も厳しくなっており、就職戦線を勝ち抜きスムーズに社会に出て行くためには社会人として求められる基礎的な能力を身に付ける必要がある。またニート・フリーターや入社3年までに退職してしまう若者の増加などの社会的状況の変化の中で、大学におけるキャリア教育に対する期待が高まっている。本研究では、社会人としての様々な能力の中でも企業が特に重視するコミュニケーション能力を養成するための参加型授業の有効性について検討する。最初にキャリア教育を取り巻く状況について概観し、次に太成学院大学人間学部におけるキャリア教育の概要とキャリア教育の柱の1つである心理学科を対象としたキャリア・フィットネス論における、グループ・ディスカッションとワークシート記述を取り入れた参加型授業の内容について述べ、当該授業終了時に行った学生に対するアンケートについてSPSS Text Analysis for Surveys 3.0によって分析した結果からその成果について論じる。