高精度人工衛星画像にもとづく地上絵研究 (ナスカの地上絵に関する学際的研究(1))
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概要
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はじめに 南米ペルーのナスカ台地に措かれた地上絵の研究は1920年代に始まった。しかし,地上絵の分布はこれまで十分に把握されてこなかった。山形大学では2004年より人工衛星から撮影された画像を解析し,現地調査を実施することによって,地上絵の分布図を作成することを試みている。また,学際的な研究(文化人類学,地理学,心理学,情報科学)によって,地上絵の制作目的を解明するとともに,地上絵の保護計画を策定するための基礎資料の提供を目指している。本論では,ナスカの地上絵に関する先行研究を整理することによって,山形大学の研究プロジェクトの意義を明らかにしたい。また,人工衛星画像から撮影された地上絵に関する一次資料を提示する。
- 2007-08-31
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