決済手段の多様化が支えるCRMの進化(<特集>デジタル・エコノミー)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
電子マネーを筆頭に,様々な決済手段が登場しており,資金決済法の施行もあることから,今後もキャッシュレス化と多様化というトレンドが進展すると予想される.こうした決済手段の進化は,情報取得手段の充実という点で,ポイント制度を中心としたマーケティングの進化と表裏一体の関係にある.また,決済事業は装置産業としての性格を有することから,収益の最大化と費用の最小化を実現するために,日本においては本業と決済事業およびその周辺事業が複合的に提供されるという工夫が行われている点が重要である.他方,海外における決済サービスとのインターオペラビリティを確保する点が,将来の課題として残されている.
- 2010-01-01