Bresenhamの量子化に基づくシェーピングアルゴリズム : 高速かつスケーラブルな通信品質制御の実現(ネットワーク)
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概要
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Generic Frame Rate Algorithmに基づくシェーピング方式は,フロー数の増加に対するスケーラビリティは高いが,高速回線への適用が困難となる問題がある.これは,通信速度がPIRとなるフローにおいて,長さLのフレームを送信する際のフレーム間隔となるL/PIRの値の計算に,高速な実装が困難な除算処理によるアルゴリズムが用いられているためである.そこで,高速回線に対応し,かつフロー数の増加に対してスケーラビリティの高いシェーパの実現を目的として,Bresenhamの量子化に基づいて,乗算と加減算処理によってL/PIRの値を高速に整数値に量子化するアルゴリズムを考案した.これをFPGAで実装した結果,従来この方式において用いられてきた除算処理によるアルゴリズムと比較して,動作時間が大幅に短縮され,高速回線への適用が可能となることを確認した.
- 2010-01-01
著者
-
鈴木 宗良
日本電信電話株式会社NTT情報流通プラットフォーム研究所
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吉原 慎一
西日本電信電話株式会社研究開発センタ
-
南 勝也
日本電信電話株式会社NTTアクセスサービスシステム研究所
-
鈴木 宗良
Ntt情報流通プラットフォーム研究所
-
吉原 慎一
西日本電信電話株式会研究センタ
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