米国における法教育について : Law-Related Education(LRE)
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概要
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本稿ではアメリカにおいて法曹養成や法律専門職以外の法学教育(Law-Related Education(LRE))の歴史的変遷及び現代のLREの内容について検討を行っている。アメリカのLREの歴史は古く植民地時代にさかのぼるが、当時のLREは憲法教育でありまた偏った愛国心を育てるものとして批判がある。その後、大学におけるリベラルアーツ教育においても法学教育が必要であるとの主張を経て、小・中・高と次第に法の専門教育とも公民とも異なる法教育が行われるようになっていく。しかし国家は背後から支援するのみで、法学教育は私学団体を通じて行われている。その内容は、市民性の向上や読み書きや批判的考察力の養成が重視され、一定の成果を収めている。
- 2006-03-31
著者
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